第2候 黄鶯睍睆 うぐいすなく
第2候 黄鶯睍睆 うぐいすなく 2月9日~13日頃
里では鶯が愛らしく美しい音色で鳴きはじめる頃
春告げ鳥の「ホーホケキョ」のさえずりで
あー春がやって来たんだとしみじみと日本の四季をかみしめる。
よかった四季があってと。
鶯に黄がついているのは中国の鶯は黄色いからだそう。
風情がある日本の鶯を愛でられてよかった。
鶯色 (オリーブグリーン)
色の名前として使われはじめたのは江戸時代
実際の鶯の身体の色はイメージしている鶯色よりもう少しくすんだ茶色系、
よく見かける鮮やかな黄緑色の鳥はメジロ。
和菓子などのうぐいすいろは、メジロに近いお色目。
梅の木に止まって花をついばむ甘い物好きさんはメジロ
ホーホケキョと美しい声で鳴くのはウグイスさん。でも警戒心がとても強いらしく
人間の前には姿を見せない。
庭の梅の木に止まって、ホーホケキョと鳴いている光景を見たことがあるけれど
それは止まっているのはメジロで、どこか目のつかないところで鳴いているのが
ウグイスというわけだったよう。