第25候 蟷螂生 かまきりしょうず

第25候 蟷螂生 かまきりしょうず

6月6日~10日頃

 

かまきりの赤ちゃんが生まれる頃

 

 

 

ベランダのミニトマトの苗に

小さな小さなかまきりの赤ちゃんがいた

親にそっくりな姿、すごいな。

かまきりは農作物を食べる虫を食べてくれる

怖いイメージが先行しがちな虫だけど

ありがたい

 

祇園祭の山鉾に「蟷螂山」とうろうやま がある

鉾の中では唯一からくりがある

鉾の屋根上にデーンと止まっているかまきりが

今にも飛び立ちそうに羽を広げたり、カマのような前脚が動く

顔も山鉾巡行を見ている私たち人間を見守るかのよう

 

今年は3年ぶりに山鉾巡行がある

二十四節気 芒種 ぼうしゅ

二十四節気 芒種 ぼうしゅ

6月6日~20日

 

穀物の種まきや、田植え、麦の刈り入れの時期

「芒」は、のぎ と読む

意味はイネ科の植物の穂先にある針の様に尖っている部分

稲や麦のシュッシュッとしたところ

そして、そろそろ梅雨入り

 

 

 

 

 

 

第23候 紅花栄 べにばなさかう

第23候 紅花栄 べにばなさかう

5月26日~30日頃

 

紅花のオレンジ色の花をつけ始める頃

そしてだんだんと濃い色に変わっていく

ブラッドオレンジのような色

 

 

あらためて見ると紅花のお花の姿がかわいい

 

古い呼び名は「末摘花」すえつむはな

源氏物語光源氏が女性につけたあだな

「鼻があかい」から、「花が紅い」→ 紅花

昔も今もあだ名のつけ方にはさほど変わりがないんだ

第22候 蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ

第22候 蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ

5月21日~25日頃

 

蚕、桑の葉っぱを食べ始める

 

 

子どもの頃、白い太ったピーナッツみたいと思っていた。

朧げで確かではないけど

小学生の時、学校で蚕を飼っていたような記憶

蚕のいた箱に、桑の葉っぱをたくさん入れていた様な・・・

 

あのなめらかな肌触りのさらさらした布が

蛾の繭と知った時は

どきっとした

 

蚕はとっても古くから私たちを支えてくれていた

いまも、最先端の技術でいろんなことにチャレンジされている

 

二十四節気 小満 しょうまん

二十四節気 小満 しょうまん

5月21日~6月5日頃

 

あらゆる生命が天地に満ち始める 

万物の成長も著しいこの時、日ごとの変化に驚くばかり

 

新緑のやさしい緑色も

だんだんと濃くつよい緑色へと変化していく

 

 

部屋の観葉植物の葉の出るはやさ

じっと見ていたら、ぐんぐんと伸びる茎や葉を

確認できそうなぐらい

 

人間も夏仕様に変わっていく

最近はちょうどよい気候が減っている

寒いか暑いかと極端な感じ

「夏めいてきたね」と話すより

もう「夏みたい」と言っている事が多い

暖かいけど、少し肌寒い時もあるという

私の好きな気候があまりない

コットンの長袖薄めのジャケットの出番が

あまりないのは淋しい

 

第21候 竹笋生 たけのこしょうず

第21候 竹笋生 たけのこしょうず

5月16日~20日


たけのこが土からにょっこりと

出てくる、成長する季節。



実際、ご近所の筍の旬は過ぎてしまったけれど、

種類によっては、まだまだ収穫される筍もあるよう。


今年は、里山で掘りたての筍を購入する機会がたくさんあった。

やわらかくておいしかった。