第20候 蚯蚓出 みみずいずる

第20候 蚯蚓出 みみずいずる

5月10日~14日頃

 

そろそろ土の中のミミズも活発に動きまわる頃。

子どもの頃、庭で良く土いじりをした。

スコップを持って、プラスチックのお椀に

土を盛ったり、ジョウロで水をかけて

ぐるぐる混ぜてドロドロにしたり。

今から思えば毎日やっても飽きない遊びだった。

庭の土をスコップで掘り返すと、

グルんグルんとしたミミズがよく出てきた。

その度、母親を呼び ミミズーミミズー  と叫んだもの。

そうすると必ず、ミミズのいる土は栄養が沢山あるんやでーと

返事が返ってきた。


 


時々、里山散策する。

あまり人が通っていないのもあるけど

地面がフカフカしていてやさしい踏み心地で気持ちが良い。

そんな時、この土壌にはたくさんのミミズが住んでいて

栄養たっぷりなんだろうなと思う。

第19候 蛙始鳴 かわずはじめてなく

第19候 蛙始鳴 かわずはじめてなく

5月5日~9日頃

 

春先に冬眠から目覚めたカエルさんたちの眠気も去ったようで

この頃から鳴き声が聞こえ始める。

 

くる夏に向けて元気に活動。

庭先のレモンの木も新しい新芽が日々びっくりする程成長している。

と同時に虫さんたちも大活躍。

アゲハ蝶の卵が無数に引っ付いている、

葉を裏返せば、名前はわからないが、白い小さな羽のある虫がびっしりと。

虫たちも元気に活発に成長している。

二十四節気 立夏 りっか

二十四節気 立夏 りっか

5月5日~20日

 

土用も終わり、夏のはじまりの時期

春分夏至の中間にあたる。

 

爽やかな風、目にも鮮やかな新緑

心も清々しくあかるい気持ちの方へ

ひっぱられるありがたさ。

 

土用も終わったので、

庭仕事、観葉植物の植え替えに精をだそう。

 

 

第18候 牡丹華 ぼたんはなさく

第18候 牡丹華 ぼたんはなさく

4月30日~5月4日頃

春もクライマックスを迎えて

華やかな牡丹が花開く時期。


牡丹が中国から日本へ伝わったのは

奈良時代の終わりから平安時代のはじまり頃だそう。

牡丹色の鮮やかさは目の栄養になるような感じ。

他に日本の伝統色には、牡丹鼠ぼたんねず という

とても艶っぽい深く濃い紅色も魅力的。

たけのこの土佐じょうゆ漬け

今年は近くの里山で掘られたたけのこを

手に入れる機会が多かった。

散歩途中、軽トラの荷台に並べられた掘りたてのたけのこ達

お値段もかなり安くとってもありがたい。

しかも、柔らかくておいしい。

 

「たけのこの土佐じょうゆ漬け」は

とても簡単なのにおいしい。

ごはんのお供にも、お酒のあてにもいい感じ。

 

だし汁がなくても

おかか、おしょうゆ、みりん の力で

風味もよく優しい味わい。

 

しかも、

たけのこを茹でるのに火もかけているから

もうそれ以上は光熱費はおさえよう!

火は使わずに、ポリ袋だけでしっかりと味も

しみ込みおいしい。

 

 

 

 

たけのこの土佐じょうゆ漬け

 

茹でたたけのこ 200gぐらい

おしょうゆ 小さじ1強

みりん   小さじ1強

水     大さじ1

塩     小さじ3分の1ぐらい

かつお節  2g程

 

たけのこをくし形に食べやすい大きさに切り

材料を全部ポリ袋にいれて、少しもみもみしたあと

空気を抜きぎゅーっと圧縮して袋の口を結ぶ

そのまましばらく置いて味がなじませる

 

本当に簡単でおいしい

塩の量は入れ過ぎないように注意して

分量は記載しているけれど、私流のゆるい感じでわりといいかげん。

 

しっかりと作りたい時は、下記の書籍をご参考にされてお作りくださいね。

他にも簡単で美味しそうなポリ袋を利用したレシピがたくさんのっています。

「ポリ袋漬けのすすめ」萩野恭子著 文化出版局

 

 

第17候 霜止出苗 しもやんでなえいずる

第17候 霜止出苗 しもやんでなえいずる

4月25日~29日頃

 

朝晩も過ごしやすくなり、

早起きも億劫なくできる季節。

もう霜も降りなくなり苗の若芽が

鮮やかな黄緑色で美しい。

 

 

カモものんびりひなたぼっこ

第16候 葭始生 あしはじめてしょうず

第16候 葭始生 あしはじめてしょうず

4月20日~24日頃

 

葦の若芽が芽吹きはじめる。

少し前は桜の花色で山野も薄桃色で白っぽかった。

気がつけば、いまは遠くの山も、いつもの散歩道の樹々も

黄緑色に染まり始めている。

お日様のひかりに透けるライム色の葉っぱたち。

新緑の季節の到来。