堀内誠一 絵の世界展

京都大丸ミュージアムで開催されている堀内誠一展に行ってきた。

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学生の頃、雑誌オリーブはお手本だった。

ページを開くと、好きなもの可愛い物がてんこ盛り。

発売が楽しみだった。

ファッションだけじゃなく、文化、芸術、様々なカルチャーに

影響を受けた。

その愛すべき懐かしの雑誌オリーブのロゴを手掛けられたのも

堀内誠一さんであったことを初めて知った。

オリーブだけじゃなく、その時代の黄金憧れ雑誌の

ポパイ、ブルータス、アンアンのロゴ、みんな堀内さんの作品だった。

 

絵本作家として、絵の世界は単一ではなく、様々な手法、技法を使い

多種多彩な絵を描いておられる。

ミュージアムショップにぞうさんキャラクターグッズがたくさん販売されていた

絵本「ぐるんぱのようちえん」なんと1965年に制作された絵本。

やっぱり素敵なものは時代なんて関係ないんだ。

ほんとにたくさんの絵本の原画があった。しかもみんなタッチなどが違う。

豊かな感受性、才能なんだろうな。

「ロボット・カミイ」はすごくポップで絵をみているだけでウキウキ踊りそうな感じ。

 

この展覧会を見る前に、ちょっと嫌なことがあった。

絵本って大人の諸事情のもやもやも解消してくれるんだということがよく分かった。

私は復活できたのだ。

 

どの絵本も味わい深かったが、

福音館書店こどものとも 「7わのからす」グリム昔ばなし

の挿絵がとても素敵だった。一番好きだった。

じっくり見たいとおもい家に帰り調べてみたが、福音館書店のHPでは品切れ中になっていた。また増刷してほしいな。